H@下北沢見参

【情報】(修正あり)


下北沢(東京・世田谷区)はやっぱり楽しい。



9月2日のブログで、5日の日曜日に、とご案内した北沢祭礼に行ってきました。
実は、主催者の高橋ユリカさん(代表:大隈さん)の連絡で、私を含め1時に集まれる方があまりおられず、2時か3時という希望が多かったので2時でどうか、となりました。


1時に行かれても、高橋さんに連絡しなければ判りません。
一方、クライマックスの祭りの神輿の境内入りは2時過ぎに行ったらもう終わっていました。


今や、携帯電話とは便利なもので、人でごった返す境内でも簡単に高橋さんを見つけられました。
そのあとは、神社周辺の下北沢の近隣高級住宅地を散策。駅周辺の繁華街とのコントラストが非常にあざやか。
下北沢を歩いたのはほとんど初めて(恥かしい)。
なにしろ、若い男女が多く、これも気持ちを若やがせる。


この会の名は「しもきた研究会」。変わっていく下北沢の街に関心を寄せて、大人も楽しめる「シモキタ」ということで、楽しみながら勉強会や街歩きをしているという。この日、集まったのは6人。
まち歩きの印象は、個性的な若者たちが好き勝手に飲食系を中心にした店舗をかまえていて、趣味の個人事業者(商店)のまち、という感蝕。お店は小さく、自分たちで内装までしてしまうという構え方が一般的のようで、無尽蔵にありそう。高級店舗はあまり見かけず、「本格化した大学祭」が街になったよう(笑)。
だから、まち歩きはいきおい、発見の食べ歩きになる。
もっとも、この地に在住する高橋さんのような方の地元情報が無ければ、うまくいかないかも。
そこで、体験情報を紹介します。下北沢の店は、どの店もちょっと一杯でさよなら、で一向に構わないそうです。それもハシゴの理由。お勧めします。値段もこなれています。


3時すぎから開いている店(カフェ・バー)に入り、まずキューバ・リブレラム酒ベース)なんぞを飲んで雰囲気を煽る。ビルの6階だったけれど、店の名前はど忘れ。まちの雰囲気が全体によくわかる。(後記:コンポCompoという店らしい。みなさんが飲んだビールは「コロナ」)


まだ陽は高い。自分たちの町内に戻っていく神輿が、商店街を練り歩いていく。これにくっ付いて、しばし歩くのがまた妙に楽しい。不思議なものだ。
神輿を担いでいるのは男ばかりではない。数人の女性が一緒にわっしょいわっしょい、やっている。


4時には案内されて、何と牡蠣の店に。
これはお勧め。こんなところでこの暑い時においしい生牡蠣が食べられるとは!冷えたフラスカーティ(白ワイン・伊)でまた乾杯。クラシコ・ディ・シチリア(だったかな・同)と、ボトル2本を空ける。
「下北沢ジャックポット」世田谷区北沢2−2−4, 03-3412-6900 www.jack-pot.co.jp


このあと、いい気持ちになって、幾分涼しくなった日陰を歩き、古本屋さんをひやかし、「ルルド」(!説明し始めたら大変な地名)の看板がある教会のひっそりした裏庭を拝見。こんな所にこんなしつらえが!一見の価値あり。


次に小さいフランス料理の店に。ここもお勧め。エスカルゴと、名前は知らない煮っ転がしで。若いシェフ(日本人)がフランスで修業中に栽培したブドウから造ったという、おいしいオリジナルワインでまた乾杯。最近、近所からここに移ってきたという。(後記:ここでビールを飲んだ人はギネス)
「プチ・デビューPetit Debu't」世田谷区北沢2−33−7・2F:03-3468-9222, http://petit-debut.jp


さらに4番目のハシゴ。カフェ・バー風のここも小さいが気楽なイタリア料理の店。客の希望でいろいろアレンジしてくれる様子。ここで、ムール貝のパスタと切り出しハムのパスタ。ここもおいしい。(後記:ここでのビールはヒューガーデンHoegaarden。ベルギーかデンマーク当りか忘れたけれど、シェフさんがみんなに一口以上の味見サービス。これも下北らしくて感激。日本のビールにはない(と思う)独特のうまみ)。最後にコーヒーでお開き。
「アビルaBill]世田谷区北沢3−30−3、03-6407-9242, www.abill.jp


高橋さんに言わせると、ハシゴの組み合わせでは「今夜は一番の出来」とか。
下北沢の魅力は、「これだ」。


そしてここに、僕の言う、「個人が好きなことをやって生き、生きれる生き方を模索、実行している」実験場のようなまちがある、という発見があったように思う。