「東京デザイナーズ・ウィーク」

【日記】

雑念小話


一昨夜だったか真夜中に、「東京デザイナーズ・ウィーク」のテレビ番組が放映されていた。
例によって、というか、この方面にどんどん顔出ししている茂木健一郎が司会して、若手クリエイター、ダンサー(?)などと雑談していた。
別に悪い事を言っているのではないが、少しも新しい事が無い。外国からみての日本も想定内。この国をどうしたらいいのか、という話は無い。
これを見ていた家内が(低いレベルだとなった後で)「でも、これで食べられているんだから、ここはこんなものでいいんじゃない?」と。なるほど。
デザイナー集団の環境が、いかにも軽い観はいなめない。
それにしても不思議なのだが、私の知っている周辺のデザイナーがほとんど出てこないのは何故か。デザインが拡散したという事が、これまでのデザイン界を支えてきた、デザイン8団体(D8)や産業デザイン振興会(JIDPO)中心のデザイン人事から大きく離れた事も意味しているのか。それらの人脈は、みなロートル化して出したくないとか、も含めて。つまり、これまでの日本や世界の状況変化の激しさを、頭ではわかっていても現実には対応出来ない世代には決別しよう、という判断が働いているということか。
あるいは、ほとんど見てもいない番組を偶然のように見たからで、知人や友人があちこちで出ているのだろうか。
 もし、前記のことが事実なら、新しい動きを作ったらいい。
「日本クリエイターズ・ウィーク」とかはどうか。