原稿書きで疲れた I’ve tired by working for a dissertation.

文章を書くことが本業でないのに…


Writing is not my part, I know it well,


やっと、論文原稿を書き終えた。
デザイン学会のデザイン・シンポジュウム2008用の課題である。
この17日が締め切りだったので一応出したが、読み直して見ると、どうも視点、論点が定まっていない。で、またいじり始めたというわけ。


言いたいことはしっかり頭にあるが、これを原稿にすると、どうも言いたいことがうまく言えてない文章になっている。これを直しているといつまでも続くのだ。日を追って稿を改めること約15回。今月の頭ころより、ちょこちょこ書き足し、修正ていたのだが、今回の難しさには我ながら呻いた。と、いうことはやはり、頭が整理されていないということか。


そこには文章を書くのが、本来の僕の仕事ではない、という内なる声からのブレーキもある。
昨日、知人の治田氏と新橋で逢ったが、その時も彼は、高村光太郎の著作全集がうちにあったが、今では誰も読んでいないのではないか。あなたにも忠告しておくが、本業を離れたら駄目だよ、という話があった。


光太郎は「知恵子抄」を残したが、膨大な論評などの著作があるのだという。それらには太平洋戦争賛美の時期と、失意の時期が含まれているのだろうが、今となっては読む人がいない。それより天賦の才能があった彫刻をもっとやるほうが時代を越えられたはずで、その方が良かった、というのが彼の意見だった。


ということで、書いた原稿のことを得々と話す気も無くなっている。


僅かだけ言うと、日本社会の客体化傾向に歯止めを掛けないとデザインの将来は無い、ということだ。