2013-01-01から1ヶ月間の記事一覧

何のために寄付を募るのか

【論】 反省材料 JAGDA(日本グラフィックデザイン協会)理事長の○○○○が突然、怒鳴った。 「デザインは文化だ!」と。 それは2002年前後のデザイン8団体の集まりの席上だった。 司会役をして、デザインを経済として考えることを話していた僕は、内心、「○○…

「変えなければ」と「変えたくない」の間

【論】 「変えないと駄目だ」と「変わりたくない。変える必要はない」の間で、デザインはどうするのか ここしばらくの間、柳井正、マハティールといった当代話題の人々の考え方を取り上げて話題としてきた。 で、僕は結局何を言いたかったのだろう。 取り上…

NPOへの寄付を募る運動

【論】 ―もし、問題を共有しているなら、自分の考えを代弁してくれるような運動や組織に、寄付という経済行為で応じるという民間文化が、そろそろ育ってもいいんじゃないか―NPO日本デザイン協会のために考えていること 米国で成功しているNPOの多くが…

「デザイン社会構創の会」という「変」

【論】 持続こそ力なり、か ネット上の勝手な連携について 何か新しい形の連携を、しかも何の強制力もなく創りたいとは思ってきた。 考えてみると、ある意味でもうそれはやっているとも言える。このブログで必死に書いてきた事がそれだ。 このブログを通して…

デザインミュージアムをめぐる話題

【情報】(1月10日ブログでの本件予告を受けて) 良い話がうまくいくと良いが 必要な運動の一つとして挙げた「国立デザイン美術館をつくる会」の経過について少し説明し、別途いくらか詳報が入ったのでこれを伝え、少々論じます。(以下、である調) 再録…

終身雇用制を捨てた犯罪

【論】 アジアの同朋が見る日本 マハティール・マレーシア元首相に聞く記事(「ルックイーストはいま」:朝日新聞1月15日)に、重いことが言われていた。そのことが意識に残り、忘れられなくなり、ここに書くことになった。 「日本が苦境にあるのは、経済…

新しいデザイン概念の提示は可能だろう

【論】 何か、立ち上げたいデザインの新概念 どうも、付き合ってみると、少しづつ違う。 もっともデザインの考え方、感じ方は、ここですでに「考え方」「感じ方」と言っているように、2分化してしまうことをみても、どこまでも違って来てしまう気配が感じら…

国立デザイン美術館をつくる会

【情報】●下記を参照● 必要な運動の一つ 12月24日のこのブログで触れたが、三宅一生氏の「国立デザイン美術館をつくる会」の記事が昨日の朝日新聞夕刊に取り上げられていた。 この記事にもあるように、かって同じようなことを三宅氏が言っており、これを…

漱石のデザイン論

【日記】自分が書きたかった類の本だ。 ひょんないきさつから、とても面白い本を古本ショップで新刊書として見つけた。「漱石のデザイン論」(六曜社) 著者は川床優(かわとこ ゆう)氏。 面識はないが、1950年生まれ、ムサ美の建築学科卒業。当時話題の中…

市民ホールの設計とは

【日記】 本当の能力を育てる、などという夢 恥ずかしい話なら、書かないのが良い。 それを書こうとしているのだから、どうかしている。 小田原市の芸術文化創造センターの第1次設計プロポーザル競技に落ちた。3次まであるのに、すでに1次で落ちてしまう…

恒例により、ミラノの深澤さんから

【情報】 ミラノから新年のメールが来ました。 続いて当方の返事も添付。 大倉冨美雄 様 明けましておめでとうございます。 お元気のことと存じます。 作用に反作用と言いますか2012年色々ありまた。 今回の衆院戦、戦後最低投票率で自民党圧勝だそうで…

新年に、安藤さん、浜矩子さんのこと

【日記】 補記:20150128 新年の抱負などはない。新年の雑駁な思いはある。 いろいろの想念が浮かぶ新年の始まりだった。 設計プロポーザルに関わっているので、そちらへの思いは当然あるが、このブログに描くようなことではない(ということにしておく)。 …