2018-01-01から1年間の記事一覧

大きな変革の波よ、来い! 田根展追記

●「田根剛/未来の記憶」展見学を追記 18:40 出来ることをやる、だけでは足りない 一昨夜の建築家仲間での忘年会の帰りがけに、松田・平田設計事務所の取締役から、「大倉さん、次の本を、そろそろ出さないんですか?」と言われて思い出した。 実は、すでに…

大正の時代を想う

浜辺の歌 この間テレビを点けたら、オーケストラ最後のアンコール2度目に「浜辺の歌」を演奏していた。その演奏会の主演曲はブラームスの「第4番」。どこの楽団かと思ったら、NDRフィルハーモニー楽団(アラン・ギルバート指揮)とかで、指揮者とも聞いた…

「釘を打て! 」では済まない

また、追記あり ●以降 12/01 00:30 348960 「へえ!、出してくれたかい」というような感想を持った自分のコメントが、小さいけれど「建築ジャーナル」12月号に掲載された。 これも建築家世界の話だが、ご参考までに元原稿を添付します。テーマ「は、批評…

出掛けることで忙しい日々

●〜●間、補記あり(11/24 17:30、19:30) 空間が時間をコントロールできる?―――建築家・内藤廣さんへの質問に関して このところ、勝手に忙しい。 仕事=創造行為でならうれしいが、人に会ったり、見たり、聞いたりするために忙しいのだ。 20日(火)に、「…

日本の近代について

(例により、後からの追記が増える) 先輩の栄久庵憲司さんがかって、「最近、気になっているのは『近代とは何か』ということ」と言ったことがあった。 年のせいだろうか。他人事とは思えない。問題意識の核にあることではないが、ちょっと習得したことから…

岩盤規制が日本を亡ぼす

気になるテーマだ このテーマでの新聞広告を見て、ビクッとした。 十分、頭に入っていると思っていたが、改めて「岩盤規制」と大書きされると、「フム、やっぱりこれだな、自分の関心の核は」という気になったのだ。 と言って、この事自体が自分の専門領域、…

マルセル・デュシャンとは

【追記】を始めています。 ● 最新は11月7日。 現代アートに釘を刺した男。 自分にとって 「だいぶ近付いてきた男」 と言えるだろう。 最初のうち家内は、「この人、ホモなんじゃない?」 と言っていたが、展覧会を見終わってから、「そうじゃなかった」と(笑…

「右脳いかす『デザイン経営』」

本当に、どこまで感性価値を体内化できたのか 「…創造力のある人材は日本には多いはずで、それを競争力にどう結びつけるかが課題」(ボストンコンサルティンググループ御立尚資シニア・アドバイザー) 全く、その通り。でもそれが「課題」であるように、方法…

閑話休題

気分を変えて……「越後・親鸞」と聞くと… 最近のフェイスブックなどを覗いていると、皆さんが自分の私的なことだけ書いたり、画像化している。 僕にはどうも、たじろぐ気持ちが強く、書けないし、あまりいい気持がしない。なぜだろう。つい見てしまう癖に…。 …

まだ発言出来ない?

まだまだ建築家とその団体の話で申し訳ない。一般化するように努めてはいるが。 まだ発言出来ない? ――異端?会員の心情 昨日、役員会があった。 というと、どんな役員会かと思われるだろうが、大きな組織のことではない。 日本建築家協会関東甲信越支部とい…

「落日の建築家」への書評

ネットが繋がったので懸案の想いを転記します。 書いたのは9月26日でした。 「落日の建築家」への個人的な書評 昨日のことだが、彼岸ということもあって、鎌倉に墓があるために、品川から久しぶりに横須賀線に乗った。 最近読んだ、この衝撃的なタイトル…

報告

お詫びというか、報告です。ネット接続が不良で、 MACに書き込んだ原稿がこのパソコンに転送できなくなりました。また5日ほどパソコンから離れるので、しばし休みです。夜中に突然解ったので、対応法が見つかりません。素人は困る。 書いたことは、最近読ん…

個人の責任でモノを言わない国民性

下らないことの現実から。 喫茶店でトイレの出を待っていたら、実に15分待っても出てこない。 考え事があったのと時間があったので、諦めて待っていたが、何度、ドアを叩こうと思ったか。店の人に言おうとも思ったが、しなかった。 出てきたのは若い男で下を…

「日本の建築」展を見た。

●この記事は、気ままでも気掛かりな思いを、日を追って追記するスタイルを取っています。 とんでもない企画だ。 さらっと見たが、よくこの企画を実行したと思う。 あまりに複雑な気持ちで、「これでいいんだろうな」と思う反面、簡単には考えをまとめられな…

8月が終わった!

ブログ再開。 8月20日過ぎのは、と書いておいたが、「だらけムード」が夏を占領してしまった。 気が付いてみると、ブログとは言え本気で、出来るだけ新しい自分の考えを述べようとすれば意外な時間が掛かっており、そのため家庭サービスの時間などが大幅にカ…

この暑さの中で

2週間ほど、ブログを夏休みにします。 20日過ぎには再開の予定です。 今年の夏は異常。 暑さ「だけでなく、西日本や東北での豪雨も含めて、人間がこの温暖化を止められない以上、むしろこれから、この異常さが常態となるのではないか。 こちらが高齢化し…

「素」や「多様」をどう話したのか

引き続きで、暑苦しい話ではあるが、まとめるために表記しておきたい。 前の日の記録にあるように、「素なることと多様な相」というテーマでのJIA港地域会のセミナーが開催された。 その時の自分の話を港地域会ホームページ用にまとめたのが以下の文章である…

「素なることと多様な相」

NOTE: 本題の記事にするほどではないが、記憶に留めたい記事や思いを、メモとして後段に記載しておくことにした。 ●7月20日:最後の方、少し、補足修正あり。このブログを見て下さる方々は、やはり、どうやら建築家が多そうということで、引き続き専門的な話…

ある夏の想い出

少し補足;がっかりしたとしても、少しだけ記録を補填しておきます。 何で、書いておきたかったのか?人生には思いもよらぬ出来事で一生が終わるということもある、という際どい実例として。「まあ、いいか」「多分、大丈夫だろう」が生む分かれ道。 舗装も…

「建築家」という職業は、夢の中にあるのだろうか

(注:7/10現在、多少の補正、追記などあり) 「もう一度だけ、言わせて」と、言いたいけれど・・・ 前のブログ記事を読んで頂いた方は、推定3日で600人ほど。5日目ともなれば、リピーターも多いだろうが900人ほどになった。 これだけ読者が居てくれるのも…

知っておきたい現実

理念をどう活かすのか? 何も解決されていない問題が露呈――「憲章」のゆらぎ ●28日に補記あり 引き続き建築家の話で、つまらない、息がつまる、と思う人も多いかも知れないが、何とか付き合って頂きたい。 昨日、日本建築家協会の通常総会があった。支部役員…

本業意識の論点から

訪ねてみたい新しい建築もある エコ感覚も何のその、建築も当然、日本中で毎年新築されている。 それを、応募した物件に限ってのはずだが、毎年評価して紹介しているところがある。 他人事のようだが、所属している日本建築家協会(JIA)である。 送られてきた…

ダン・ブラウンが教えてくれた国別認識格差

また驚いている。 気づかれていると思うが、ここしばらく、ここ(当ブログ)で取り上げていることは、ちょっと時間的スパンの掛かったことが多い。 時代の大きな転換期にあるということはあちこちで言ってきたが、そのことがすなわち、今日、昨日の出来事など…

フランス風景画の歴史を辿る

精神史、文化史の形成期、転換期は、10年、30年、100年と長い・・・ この前(6月4日)の当ブログ、「この30年間、何をしてきたのか」 に、問題記載した新聞記事を発見したショックは消えていない。 その意味では新しく何か書くなんていう気にならな…

この30年間、何をしてきたのか

(この記事は、引用文が長いので日めくり風に要点を転記して行く。数日、追記が続くがご承諾を。 また、最後に「あとがき」として、状況報告を加えた) 小田原の実家を売却した、という個人事情の話をしたが、残された資料の中に、驚くような記録が出てきた。…

磯崎新が語る山口勝弘

#印:追記 ●印:さらに追記:同じ夕刊紙にあった別の記事、「荒川修作+マドリン・ギンズ」に関すること。 対外的、体内的? 建築界の外に向かって言おうとしているのか、 実は、建築界の内の実情を代弁しょうとしているのか? 過日、発明協会の会議の後の懇親…

「AIの未来を伐る!」

●部、追記/18:15 「AI 時代、デザインに何が可能か」グランド・セミナーの成果を紹介 そこから何を学べるか。 勝手に、社会で起きている事態を大きく見せ、人を不安に陥し入れる。 そんなことをやるつもりはないが、ことAIに関しては、コンピュータ世界に…

しばし思い出に浸る

それにしても、カルロス・ゴーン氏の延命は続く 世界的な激変があちこちに。 トランプと金正恩間の危険な駆け引きは周知の通り。 中国政府が2035年までに、北京近辺に東京都ほどの巨大な規模の自動運転車の都市を造る、と発表している(日経新聞5/20)。ここで…

尾を引く実家の売却

もう一度、まとめてみたくなった。 あれほどしつこく、小田原の実家を売ったことに、まだまだ拘るのは異常だ。自分でもそう思う(初めての方は4月23日の当ブログ「消滅か再生か」をご参照)。 いい年をして、というより、いい年をしているからだろうと言いた…

「糠に釘」とは、このこと

環状4号線建設計画(東京都港区白金台2、3丁目部分) 4月14日に「驚きの連続」との記事を載せているが、昨日と今日、その件に関し東京都の説明会があった。 それは都心をぐるりと回る環状4号線の、最後に残された建設計画のこと。 建設はもはや避けられ…