2012-01-01から1年間の記事一覧

外国で成功するには

日本との対比で捉える海外事情 これも昨日の続きになるのか。 今朝、どこかのテレビで、プラーハに在住する超リッチなオカムラトミオという人を紹介していた。大統領選に出馬するということで話題になっているとのことだ。 外国で成功した人物のストーリーは…

この国を出ない場合

【論】 このままでは日本もギリシャのようになるのか 昨日の続き、となりそう――どうも面白くない話題なのだが、カネの話であるので避けて通れなくて。仕方が無くて、一回だけは取り上げよう。 ユニクロの柳井正社長の言い分は、「必死で稼げ、日本で駄目なら…

テオティワカンと経済成長

【論】 全然違う話題で、考え方、感じ方の落差を確認 テオティワカン(メキシコ)はメキシコシティ北東約50キロにあり、紀元前2世紀から後6世紀まで存在した人口10〜20万の大都市だったという。 ここの整然とした都市空間の頂点である「月のピラミッ…

主催するNPOの立場で年末の挨拶

【日記】もう今年も終わりだ… このところ、大忙し。 年末だから当然とも言えるが、いろいろやり過ぎている。今日、NPOJDA(日本デザイン協会)の理事さんたちにメールで年末の挨拶。 その中で、周りから言われて気がかりなことが一つ。 11月に、三宅…

「敵失」による得票だろうか

【日記】 自民、公明で過半数を越えた衆議院議員選挙 選挙広報と分析に明け暮れた(?)昨日、今日。 こんなにも自民が得票するとは。 ちょっとのぞいた評の少なからずが、自民の人気というより、国民の民主への落胆による「敵失」のおかげだろうとのこと。 …

国政選挙を控えて

【日記】政治家のレベルが低い国の悲劇 明日の国政選挙を控えて、投票すべき人物も、政党も決められないでいる。 これまで、敢えて直接には政治のことを書いて来なかった。 空約束ばかりではない政治が欲しいが、無理と思うからでもある。 直観的に、口先で…

ますます元気なドイツ、か

【日記】東西ドイツの融合も何となく納まり、ますます元気なヨーロッパ唯一の大国となった、か。 26才の息子がベルリンから帰ってきた。 演奏グループ4人による1カ月余りの、演奏活動と地盤作り(本人の弁)と観光だ。話を聞くと、ベルリンは活気があっ…

スノーホワイトを見る

【日記】 思い出してしまった子供時代…「スノーホワイト」を見て 「スノーホワイト」って何のことかと思ったら、グリム童話の「白雪姫」のことだった。 制作年はいつなのか、多分もう古いのだろうが、家内がビデオ・レンタルで借りてきていて、食後のくつろ…

妹尾堅一郎先生と

【日記】 イノベーションを考察する立場とデザインの立場 JIDA(前々の当月23日ブログ参照)のシンポジウム「ジャパンデザインの行方」に参加された妹尾堅一郎先生(以下に紹介)に、終わってから挨拶。 その時の「言い足りなさ」のような気持ちから、後…

Gマーク展(グッドデザイン展)を

【日記】 恒例のGマーク展(グッドデザイン展)を見に行った。 土曜日ということもあって、かなりのにぎわい。でもほとんどがデザイン、建築系の学生のようだった。 淋しい気がしたのは、この数年の間に、あれほどおい、おいと言い合ってきた仲間や知人に一…

JIDA60周年

【日記】 JIDA60周年式典に参加して 新宿OZONEの3階にある大きなホールを使って、昨日22日に記念式典が行われた。 ゲスト・スピーカーは一橋大学の米倉誠一郎教授。(講演内容については、後の12月28日の本ブログを参照されたい)JIDA…

柏木博さんのトークを聞く

【論】 デザイン評論家、柏木博さんのトークを聞く 武蔵野美大教授の柏木さんと知りあってからは、かなり長い年月が経っている。その間、会えば遠慮会釈なく思ったことを言ってきた。しかし、深く意見を戦わせたことはない。 そんな関係でも、ここ数年会って…

座・高円寺館長と話す

【日記】 座・高円寺館長と話す(13日) 劇場型ホールの使い方、運営には難しいものがある。 特にこの国では、演劇への関心度が高まっているとはいえ、やはり専門家集団とその取り巻きの間から離れた市場が拡大しているようには思えない。 東京のJR中央線…

週刊誌ネタ情報でひと休み

【日記】 昨日の続きのような気持ちで、気分転換。 時間不定の夜の在宅食事時間や、くつろぎの時とかには、どうしてもテレビをつけてしまう。あるいは誰かが買って転がっている週刊誌を、ランチタイムに持ち出して、ちらと読んだ記事のこととか。だから全編…

無題というのもたまには…

【日記】 いろいろあるけれど、特段に言いたいとなると… 時間の経つのが早い。一週間なんて、あっという間。小学生のころは、夏休みがいつ果てるともなく続くように感じられ、時間は永遠に続くように思っていたことがまったく夢のよう。人生の短さが、こんな…

我々はどこに住むのか

【日記】 多面な問題を集約してゆく力を求めて 港地域会セミナーの開催 「われわれはどこに住むのか」をテーマに討議、最初は経験談を、次に2部として、地域開発の実態例を軸に話題を展開した。 最後に会場から印象を述べてくれた人が良かった。いいことを…

ミレニアムシティ見学

【後日日記】 追記:●印、11月19日 先端的な生き方に教わる ミレニアムシティ見学 すでに、数年前から情報は得ていたが事情あって今回の見学となった。 以下、井口代表へのお礼のメールとして記述。 ●ミレニアムシティとは、21世紀にかかる時点での計画実…

自著用の「はじめに」第2案

【論】 ●印以下18日に、全体に追加、修正。●●は19日、●●●は20日の主要追加。 12日の出版原稿の「はじめに」は、どうも歯がゆい。そうではないのかも知れない。 本文の内容についてはすでにいろいろな草稿があるので、ここでは「はじめに」について更…

自著の「はじめに」の試み

【論】●10月15日追加あり。 ●●お詫び: 10月8日に、すでに以下の草稿が乗っています。これはそれを上書きしたものです。12日になって、コピーなどしていじっていたら消えてしまったと思い、そのコピーから復活させたものです。できれば後に、以下を…

ミラノで感ずる日本事情など

【情報】 本ブログに時々参加してくれる、ミラノ在住の深沢さんから心配のメッセージ。 いろいろの情報が入っているようですが、かなり正確に把握してくれているようです。ネトウヨ(インターネット上の右翼勢力)という言葉も知っていて…。 イタリアでの今…

自著の「はじめに」の試み

【論】 【注記】この後の12日の文章を正とし、間もなくこの日の原稿を消去します ブログで自著の「はじめに」を、改めて書いてみる試み。一挙に二つのことをまとめてしまおうとするのだが…。 「はじめに」 資生堂名誉会長の福原義春様にスピーチをお願いし…

懐かしの「サイレンサー」展

【日記】 懐かしのグラフィック系デザイナーたちが何をか言う 東京勝どき橋。周りが運河ばかりのこんなところの倉庫を活かしたギャラリーがあって、そこで古い(苦笑)主にグラフィック系デザイナーたちの作品展があった。*出品者名は、浅葉克己、加納典明、…

栄久庵さんのこと

【日記】 栄久庵さんのこと「栄久庵」(えいきゅうあん)とはご実家で先祖が建てた庵(いおり)のことだったようだ。それが芸名ならぬ家名となった。ご自分でもなかなかいい名前だと思っていられるようで、このたび「栄久庵塾」(えくあんじゅく)の開始とな…

衝撃だった田中一光、郷愁のスタジオ・ムンバイ

【論】 青春時の衝撃だった田中一光のポスター 明日からデザイン・サイト21・21(六本木ミッドタウン)で「田中一光とデザインの前後左右」展が始まる。大学生の頃、日宣美展で田中一光のExhibition of Japanese Textiles(1959)という、多分具体的な日…

設計施工一貫性の是非問題の続き

【論】設計施工一貫性の是非問題 思考停止に追い込まれる難しい問題―こんなことを気にしている奴がいるのか。 内田先生はドイツの設計業界の話をされた。 ドイツでは設計者が施工業者まで選定して工事の監理をするということだったと思う。 事実、我々だって…

設計と施工の分離がもたらす問題

【論】8月4日の記事「設計施工一貫性の否定がもたらしたもの」を受けて review:2015/03/03二つの分かれ道 設計と施工が別だから、施工に振り廻されないで済んできた、と僕らは教わって来たし、現在でもほとんどの建築家はそう信じているだろう。 内田先生…

設計施工一貫性の否定がもたらしたもの

【論】 内田祥哉先生と話した。 設計施工一貫性の否定がもたらしたものが、現在の建築家の存在価値を激減させた―主意としては、内田先生はそう語った。 これには、しばし時間をかけて語らねばならない。(明日以降に) *

「向井周太郎さんへの結論」への感想

【論】 始まったばかりの変革への小さな胎動 ―向井周太郎論への感想―去る7月13,16,25日の当ブログについて 押し出されるように論考を要求された向井論の後、これで一応終わりかと思っていたところ、トーク・セミナーの主催者佐野邦雄さんから、以下…

編集者出でよ

【日記】 原稿の目詰まり 出版不況は先刻知っている。 廻りでも、「本など出すな」、と言ってはばからない家内のような賢者もいる。 それにしても、デザインのことがわかる編集者、出版者はいないのだろうか。 最近の思いはここに集中する。 今日、話が切れ…

パリ/ミラノ・その間

【日記】 パリ/ミラノ・その間 浅井忠がデザイナーの先鞭をつけた。2週間位前のTV番組でこのことをやっていた。 浅井にしろ、誰にしろ、明治期にパリに行った日本人は意外といることが判ってきた。 滞在期間やその後の活動などを調べるのはこれからだが…