2009-05-01から1ヶ月間の記事一覧

AR3JIDAの丸環

AR3 JIDAのマルカン マヌカン、あるいはマネキンのことではない。マルカン、つまり○環、環境の環に○を被せた俗称で、環境問題の担当委員会だということだ。偶然、オブザーバー出席となったJIDAの委員会だっが、委員長の浅井さんが、口角泡を飛ばしてまくした…

S6 AR2

S6 「日本人には昼と夜がある、とは、正確に言えるかどうかは別にして、感覚的に言って、実感できるんだ」 真吾は、あちこちでそう言ってきたし、宮間ともそういう話で打ち解けてきた。 所用で喫茶店で打ち合わせた後、二人はしばし、雑談に入っていた。 「…

AR1 S5

AR1●部分、5月26日、追記があります。 ●●部分、5月31日、追記あり。 以下は、この度、(社)日本建築家協会(JIA)のデザイン部会(関東甲信越支部)を任せられてしまったことからの企画予告です。日程、場所とテーマ内容だけは決めてしまいました…

S4

S4 宮間が別れた前妻との間では、事あるごとに考え方や感じ方の食い違いが目立っていた。 きのう、風呂に入る時に、宮間はふと思い出した。 かって、浴室出口の床マットが湿っていたり濡れていると、デッキ板貼りの床の継ぎ目から水がしみこみ早く腐るので…

S3

S3 何も話すことが無い。 これが宮間が付き合っている由香利との関係を端的にあらわす言葉だ。 6年前に、子供が出来なかったこともあるが、どうしても相性がわるくて妻と分かれた。今は事実上は独身だ。 出て行った妻の後を襲うように由香利との同姓生活…

S2(二回目のストーリー)

S2 ミラノの冬はつらい。12月から3月まで、ほとんど太陽を見ることも無い日が続く。 日本の空っ風と共にある日差しの明るさはまるっきり無い。どこが「太陽の国、イタリア」だ? ところがそれを感じるのは日本人だからで、そこにはそこの暖かさもあるの…

新趣向の開始 Begining of new trial.

本日から、基本的にこのブログを使って、あるストーリーを展開します。 少なくとも今年度は続けてみるつもりです。 脈絡があるかどうか、始めてみないとわからない状態です。 ストーリーは、必ずしも繋がっているというわけにはいかないかも知れません。 関…