ワイングラス片手に有閑夫人の一人旅
【設計情報に関係ない楽しい情報】
持ち込まれたヨーロッパ文化の姿を
ニュージーランドと南部オーストラリアに見る
●この4月3日のブログに、オーストラリア事情について、聞き及んだことを書いたが、何かの連鎖があったのか。
わがイタリア愛好グループメンバーのすみれさん(仮名)が、いつの間にかシドニーに転勤(?多分ご主人の都合か)になっていて、そちらからメールが来たのでびっくりしたのが2月頃か。
しかもなになに、最近、巡ったニュージーランドに心を酔わせ、アデレードやメルボルンにも行ったと。しかも一人の長旅だって。許せない。もったいない(一緒に行きたかった)。何、遊んでいるんだろうね(笑)。
そちらの話もたまにはこのブログに載せさせて、と頼んでいたら、以下のように「シドニーのすみれ」ならOKと。そこで、以下に転載させてもらいます。
大倉先生
お元気ですか?
暦は早や4月中旬に入り、返信が1か月以上も遅れてしまってご無沙汰してしまいました。
東京は桜が満開ですね。本当にこの季節は美しいと思います。世界のどこにもないですよね。
ワシントンでも見ましたが、赤ちょうちんがないと物足りない(^o^)。
先月中旬からニュージーランド南部に旅行していて(久々の長期一人旅!)、それからイースターの前にアデレードとメルボルンも行ってきました。
行く先々で印象が深いので、消化していかないと、、という嬉しい忙しさにいます。< /div>
NZは大きな地震があったクライストチャーチから始まり、バスでMt. Cook、クイーンズタウン、フィヨルドのミルフォードサウンドへ。
クライストチャーチは思ったよりずっと被害が残っていて、歴史ある建物の数々が修理中あるいは取り壊しの予定と聞き、自然には逆らえないですが何とも、、。
その中で植物園は、何もなかったかのような対照的な美しさでした。
煉瓦は崩れても、深く張った根は耐えれたのでしょうか。
さらに驚いたのは、バスで通り過ぎるどの田舎町も綺麗にしているということ。
そう広くないお庭に手入れされたバラがあったり、窓に花の鉢が飾ってあったり。
イギリスなんですね〜。オーストラリアより、ずっと欧州風でした。
南部に行ったのは、紅葉を求めてでしたが、実は紅葉する木はすべてイギリスから開拓者が持ってきたものでした。
当時、故郷がさびしくて植えたり、山々にも懐かしい人(女性が多い)の名前をつけたり。
人が落ち着く風景ってあるんですよね。
NZ旅行で、すっかり私の中でのオーストラリアの株が下がってしまったので、バロッサワインを飲みにアデレード、そして欧州っぽいときくメルボルンへ。
ーーああ、この大陸のなんと広いことか、、。
ワインはもちろん美味でしたが、地平線に広がる葡萄畑(ナパバレーよりずっと大きく感じます)。メルボルンは、バルセロナのような街路樹が茂る広い歩道と、ウィーンを思い出すトラム、そして洒落たカフェ。
シドニーが晴れの街なら、メルボルンは雨でも趣がでそうですね。
大倉先生、シドニー便りの件、どのように書いたらいいかわかりませんが、
先生に宛てたメールは、適当に使ってもらってOKです。
ただ名前は匿名に。シドニーのすみれ、とか。(あるのかな??)
今日は雨のようですが、散る桜もまた一興、お楽しみください。
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