オスカーの発表

今日、オスカー賞の発表。
いろいろのニュース番組でちよっとづつ、見た。


マスコミ受けの話題にこちらも首を突っ込む。但し、受賞映画を見るのはこれから。
だから大きい事は言えない。それに映画の名前もろくに覚えていない。今、この日記で下調べをする元気もない。
だから、これもうろ覚えだが人名などを頼りに、気ままに語る。


菊地凛子という女性。しゃべらせるとなかなか口が動く。最近どこでも見かけるタイプ。うちの近くの住人とよく似ている。それ以上の感慨無し。映画は、言葉の判りあえない異なる人種の男女が、一緒に何かやるところから考えさせるストーリーとか。
渡辺謙(確かこの名前だったと思うが)。チラと見たプレゼンテーター役、悪くなかった。「ラスト・サムライ」で知っているから想定できるのだが、ある程度、英語圏のパーソナリティや、ものの考え方を掴んでいるようだ。
ジェニファー・ハドソン。圧倒的な声量とリズム感とのこと。そう予感して見ていると、この肉付きもルックスも気にならなくなるのだろう。
マーチン・スコッツェージ監督。監督賞だったと思う。今回までに何を、何回見ているだろう。
ヘレン・ミレン。テレビ・ドラマの探偵モノや「迷宮のヴェニス」以来のファン。どこがどうと説明出来ないが、知的な魅力に溢れている。
アル・ゴア。エコ的でない体躯だが、精力的に環境問題についてしゃべって廻っているのは評価しよう。長編ドキュメンタリー賞とか取ったようだが、見る必要があろう。うちの「日本デザイン協会」へも来てくれないかしら。会場に乗りつける車がエコ車が多くなったとのことだ。喫煙者がだんだん居にくくなるようなものか。
クリント・イーストウッド。「硫黄島」の監督とのことだが、監督賞を取ってないようだ。すごく爺さんになったが、創作意欲はすごい。そういえば一緒に出る事が多いように見えるメリル・ストリーブはどうした? 外国特派員協会賞では何か取っていたようだけれど。メリルも好き。最近見たのは「プラダを着た女たち」とかいう作品だったか。

こんなことを語るうちに、眠い一方、だんだん深みにはまってきた。
オスカー賞のもつ、ある種のアメリカン・ステイタスと残光のまばゆさ、華やかさは何とも心にくい。
それでも、審査員が外国作品にも配慮しはじめているようなのは、いいことだ。もっともアメリカ映画にいいものが出なくなってしまいつつある、という評論家の意見もあるのは事実だが。

いい映画は創ってみたいものだ。
昨日の日記にも書いた、言葉への行き詰まりを考えれば、デジタル・ムービーでもいいから撮って作品を創り、デジタル・ムービー・オスカー賞なんていうのはどうだろうか。