ラテンドラマがブームだって What Aya Sugimoto expresses

前にもこの人のことは書いたけど…


What Aya Sugimoto expresses.


見てはいないけれど、BSジャパンでラテンドラマをやっていて、「初夏に向かって過熱するラテンブームに乗るのなら今だ」そうだ。


「…日本のドラマでは、なかなか自分を投影しきれないところも多々あるのですが、このドラマ(「ビクトリア―愛と復讐の嵐」)にはめちゃくちゃ自分を投影してしまいました(笑い)」

「ラテンドラマは感情表現が回りくどくなくストレート…女性たちはみな、自分が女であることに誇りを持ち、自分の感情に正直。…ビクトリアにしても、彼女の考えていることが道徳的で正しいわけではない。けれど、自分の中の正義感を持って信念を貫いていれば、強く美しく見えてくるものなのだと感じました」
と、言うのは杉本彩だ。

「特に日本の男性にご覧頂いて、自分に何が足りないのかを知っていただきたいですね(笑い)ラテン的な恋愛哲学やセクシーの意味も学べますし、ときめきたいという感情が心の中からわき上がる,媚薬(びやく)的なドラマです」だって。


イタリアも遠くなり、日本式生活にも疲れてきた今日この頃、こんなこと言われると、我もときめきたくなりますね。これがBSジャパンの宣伝広告(日経新聞本日朝刊)だと分かっていても。


そういえば、昨夜の「Around 40(アラウンド・フォーティ)」(TBS TV)。天海祐希につられて見ていましたけれど、日本的ですね。





●*日本人の不思議*●――今後、このキャッチ小見出しで、日記の所々に思いついたことを書いていく。日本人に見せる、読ませるのでなく、欧米での出版原稿としてのメモ。日本人の悪口を書くつもりはないが、彼らから見ると不思議でならないことを、日本人が彼らの目線で解説しようという目論み。


「日本人は集団主義」でない
日経新聞26日朝刊。東大と京都光華女子大のグループの実験での結論という。
「実験では同じサークルの学生5〜9人に、一本の線を書いた紙と、長さの違う三本の線を書いた紙を同時に見せ、一本の線と同じ長さの線を(この)三本(の中)から選んでもらった。一人を除き残りの参加者は”サクラ”で、不正解の線を一致して選ぶように指示しておいた。
三本の線は長さをはっきり違えていたが、サクラの判断に同調して不正解の線を選ぶ割合は25%。米国で実施された同様のテストの結果と差がなかった」
この結果から、「高野陽太郎東大教授は『日本人は和を乱すことを嫌い、近しい人の言葉には同調しやすいという通説は間違い。米国が異なる文化を持つ国に投影したイメージを、日本人自らが信じたと考えられる』と話している」


実験方法も面白いし、結論自体もそうだろうとは思うが、この実験がイコールこの結論になるかは釈然としない。というより、むしろ強引な結論づけではないかと思ってしまう。

紙の上の視覚を通した判断は、習俗や考え方から来る錯綜した集団行動意識の深く暗黒な部分はない。意識下、無意識下の人間行動に比べれば、そう思う、そうは思わないも、浅い判断と覚悟で済む。こんな簡単な実験で、同調しなかったから集団主義ではないとはとても言い切れまい。


こんな結論から、米心理学専門誌「ジャーナル・オブ・クロスカルチュラル・サイコロジー」に発表するというのだから呆れる。アメリカの雑誌だから良いようなものの、いや、即物的アメリカ人に判って貰う事自体が国民性を無視したようなものだ。


どうも、最近の学会等の実験主義万能的傾向や、でっち上げ傾向に、学者の安易な取り組み、あるはレベルの低さを感じざるを得ない。
日本人の集団主義的傾向は、他国がどうであれ、やはり強いと思われ、それが企業王国を創ったのだし、自我の空洞化を維持してきたには違いない。