セシル・バルモンド展

【論・情報】




セシル・バルモンド


この人のことは知らなかったが、展示を見た人は解ったはずだ。その得体の知れない構造体の美の姿を。
Cの英字を背中合せにしてXのようにした強度のあるアルミ板(1辺30㌢位)の各端部にチェーンを取り付け、これを繋げてテンション構造の空間を造る。言ってしまえばこれだけのこと。これを空間的に組み上げる。ちょっと目にはどうして床から立ち上がっているのか解らない。面白い企画だ。(22日まで。東京オペラシティアートギャラリー


この構造家は、いろいろの建築家とコラボレーションして来た。どれも橋梁のように構造が透けてみえる。(気がむけば後述)