夏休みの読書

【情報】


売れてる新書ばかり?


夏休みを頂いています…と言えば、かっこいいですが。
旅行先にパソコンなど一切持っていかないので、ある部分の情報受発信が途絶えます。


この間に読んでいる本:

闇の世界金融の超不都合な真実 菊川征司 徳間書店
日本人へ 国家と歴史編 塩野七生 文春新書
日本人へ リ−ダー編 塩野七生 文春新書
「ニッポン社会」入門 コリン・ジョイス 生活人新書(NHK出版)
知らないと恥をかく世界の大問題 池上彰 角川SSC新書
街場のメディア論 内田樹 光文社新書
パンツの面目、ふんどしの沽券 米原万里 ちくま文庫


一見、全然デザイン的、建築的でないですが…(笑)

また、文芸書が全然ないですね。
今、調べ物の関係で、世界と日本人を問題としていることにポイントを置いているのでこういう選択になったのです。


この中で直接自分に関係することに、文章表現の「です、ます」調と「である」調の使い分け問題があるのですが、塩野七生は自分の著書について、「やさしい語り口で物語らないこと。何しろ歴史の知識は不十分でも、知力は充分すぎるほど充分なのが私の読者なので、子供に語って聴かせるような語り口では礼を失する」(国家と歴史編 36P)と言っています。


成るほど、長大な大ローマ帝国の興亡を書いたこの人には、断然男言葉風の威勢の良さが合っているのか、と合点もいきますが、書いていることにたいして自信を持っているわけでもないし、提言レベルの発言の自分のことを考えると、やさしい言い方というより、共感を求める言い方として、結果的に「です、ます」調になってしまいそうです。