JIDA60周年

【日記】



JIDA60周年式典に参加して



新宿OZONEの3階にある大きなホールを使って、昨日22日に記念式典が行われた。
ゲスト・スピーカーは一橋大学米倉誠一郎教授。(講演内容については、後の12月28日の本ブログを参照されたい)

JIDA=公益社団法人日本インダストリアルデザイナー協会については何度かこのブログで紹介してきたが、産業界、中でも主にモノつくりメーカーを相手としてきたプロダクト・デザインの職業分野に関わる団体で、3代前の理事長職を受け持ってきた。
具体的に言ってしまえば、トヨタ、日産、ホンダ、マツダと言った自動車メーカー、パナソニックソニー東芝、日立、三菱と言った電機メーカー、その他、ハウスメーカーや家具メーカー、玩具、医療機器、工作機械、遊具、建材など、中小企業も含むあらゆる製造業に関わるデザイン分野が相手だが、それだけに一般社会人との接点は少ない。
このために、メディアの表面に出て話題になることはほとんど無かったと言ってよい。
そして、ここからも推測されるように、大手企業の沈滞し始めた高度成長期の終焉と共に、存在意味を弱めてしまったことも事実である。


実は、これまでのやり方で行く、ということについて沈滞してきているのであって、デザインの概念の転換に従えば、まったく新しい仕事の分野になりつつあるのだ。


こういう難しい時期に60年目が差しかかったわけだ。
招待され、懐かしい仲間たちと久しぶりに歓談した。