ますます元気なドイツ、か

【日記】

東西ドイツの融合も何となく納まり、ますます元気なヨーロッパ唯一の大国となった、か。



26才の息子がベルリンから帰ってきた。
演奏グループ4人による1カ月余りの、演奏活動と地盤作り(本人の弁)と観光だ。

話を聞くと、ベルリンは活気があって、しかも人々は優しい。もっと早く行けば良かった。ベルリンに住みたくなった、とのこと。ライブハウスなどは一晩中、賑やかだそうだ。
関心が持てるメンタルな問題についての観察によると、日本人よりずっと大人で、個人の存在が大切にされていると感じたようだ。
どんな無名な演奏家でも、出演すればそれなりに支払われるとのこと。日本のように、無名をいいことにただ使いなんてことはないようだとのこと。


ベルリンなら仕事があって住めるんじゃないかと思い始めた事は、自分ことに振り向けてみれば、仕事があっても無くてもイタリアに行きたい、もっと言えば早く日本を出たいと思った我が青春の思いとダブってくる。とは言え、息子にそんな気持ちで移住をそそのかすような親爺ではありたくない。どこの国でも生きるのは大変だ。この国で日本人を変えようと思って帰ってきたのが自分じゃないか、というような身勝手な思いもよぎる。