国政選挙を控えて

【日記】

政治家のレベルが低い国の悲劇


明日の国政選挙を控えて、投票すべき人物も、政党も決められないでいる。


これまで、敢えて直接には政治のことを書いて来なかった。
空約束ばかりではない政治が欲しいが、無理と思うからでもある。
直観的に、口先で言っていることは、その多くが覚え込んだ事や、個人的な認識であって、どうやって具体化するのかが明らかでない。


実際の方策となれば、官僚の助けを借りないと何も決められそうもないのは見え見えなのだ。
民主党は、鳩山も菅も官僚と対決しようとして失敗し、野田は逆をやって巻き込まれた。


既特権を死守しようとする官僚のシステムを変えようとする勢力は若手官僚の側にもあるようだが、であればあるだけ政治家たる者の力が問われることになる。それが難題なのだ。


日本維新の会も石原と橋下の野合めいていて、考え方への共感というより以上に、上の意味での国政政治的な戦略ができるのか大きな疑問だ。


そんなことより、何より「文化力」を政治と経済に反映させてくれる人物が絶無だ。政治家志望者はどんな教育を受けてきたのだろう。文化の力にはまったく感知しなかった青春が読み取れるようだ。ここにすでに日本の限界がある。


この国の未来に、暗然たる気持ちにならざるを得ない選挙だ。