青春の大覚悟

【日記】



青春の大覚悟で、自己の命脈は使い切ってしまったのか、と想いだされる日々



また日経新聞だが、例の「私の履歴書」に今、篠原欣子(よしこ)さんという人が書いている。人材派遣会社テンプスタッフの社長か会長。
日本で今、女性で一番のお金持ち(納税者番付)で70才を過ぎているようだが、割かし美人の方だったような気がする。で、何となく今日の記事に目をやると、青春のある時期に、羽田から恐ろしい覚悟でスイスに飛び立った、という下りが入ってきた。ん、ん?
あのころ、僕もそうだった、と詳細に読んでみて、あの日が想いだされてきた。確かに大覚悟だった。
アメリカ大使館でのVISA面接で、大した英語力でしかなかったためか凄く馬鹿にされたような気がした。やっともらった複雑な分類の渡航許可書を代理店から労働VISAだと言われ、行ってみたら何と6ヶ月の観光VISAでしかなく、だまされたと思ったものだ。しかも僕には、篠原さんのような現地駐在の友人などいなかった。勤務会社の紹介してくれた下請け企業の現地作業員が待ってくれているはずだったが、真夜中のニューヨーク、ラガーディア空港に着いた時の不安と恐怖は忘れられない。


こういう大覚悟のときは、何か妙にいろいろの風景が脳裏に焼きついているんですね。何となく、この人の青春時代に興味を引かれ、続けて読んでみようという気に。





*(驚きますね。もう下の付き添い広告がテンプスタッフになっている)