デュフィについて

【日記】閑話休題的に


デュフィについて何が言える?


フランス人らしいエスプリの効いた、小洒落た作品の作者。
そんな印象が一般的か。
特に嫌なところは何も無く、日本人も時代と条件が合えば、このような作品群を生み出した画家は、もしかして何人も居た、というような印象。
気負わない、論理を求めない、感性だけを大切にする・・・といったような感覚だ。


この場でラウル・デュフィとは、いささか唐突の感もあるが、今、東急文化村のギャラリーで、かなりまとまった展覧会をやっているのにちなんで取上げている。
デュフィ作品の持っている気楽さは、そのことによって、日本人に気楽に考えられてきた節が感じられる。 僕自身がそうだ。 考えることはない、と思ってきた。ところが研究者など、その世界に近い人の意見を聞くといささか様子が違ってくる。言葉による世界の怖さが伝わってくる。


この男、デュフィは自分の創作独自性について、深く悩んだのではないか、というのがこの記事の仮説である。

(後述)