どうなる、東京オリンピック競技場問題

【日記】


どうなる、東京オリンピック競技場問題


本日、日本建築家協会で、「神宮外苑と国立競技場を未来へ手わたす会」主催の集会があった。
槙文彦氏も駆けつけて、大西洋横断船クイーン・エリザベス号を並べた映像で会場を沸かせていた。特に、競技場の周囲がほとんど壁になるため、景観どころか、犯罪にも繋がる場になるだろうと指摘した。
主催者の一人、森まゆみサンは凄い人なんだろうと思ったら、やさしい声で、語尾も時々、消えるような人だった。景観に関する法規制の流れを解説した東工大の大澤昭彦助教、問題全体の流れをまとめた千葉商科大の原科幸彦教授の話が良かった。
結論として、もっともっと国民的議論にならないと、このまま押し切られそう、という予感がした。
もちろん、桝添知事が昨日あたり「経費からの見直し」に言及したことなどは知られているが、具体的にはどうなるのかわからない。政治家の寝技が跋扈しそうな状況になっている。すくなくとも解体の決定は1ヵ月ほど伸びたようだが、今からが天王山だろう。
終演後、聴衆のうちの希望者たちはプラカードをもって公園に出て行った。


本当に問題を意識した人は、閣僚や知っている政治家、メディアに手紙やメールを送るなど、具体的な行動に出る必要がある。数だけが力だろう。


個人的には既に述べたように、ザハ案はやる必要がない。今は、改修の可能性に賭けたい。