エンブレム決定余話(その2)

ついでなので、もう一つ、文字通りの「余話」を。


どうでもいいようなことだけど、この応募競技の審査員団のうち最少で3人は既知の人脈だった。その意味でも身近に感じられるようになった。
最少と言うのは、テレビでちらと紹介された審査会風景から見えた人だけで判断したからだが、応募要項に審査員名簿があったのかどうか知らない。また本件に関わる選考委員はそのことを吹聴してはいけないとか何か指示されたのか、こちらも敢えて訊ねなかったためか、ほとんどこの種の話は無かったし、しなかった。そういうこともあって、映像にちょっと映った人だけが目に留まったわけだ。もしかすると、顔が出されるのもおびえた委員もいたのかも。
そういう意味では、ご本人たちに断りなく表記するのは大変失礼かもしれないが、名誉なこととして敢えて記載すると、委員長の芸大学長宮田さん、当NPOデザイン協会理事の勝井さん、パオスの中西さんらである。僭越ながら皆さんの考え、美の基準のようなものは薄々判っているような気になっている。

このエンブレム問題の話は、審査員団が物足りないというのとも違い、もっと根本的な問題があるので、名前を挙げても彼らが悪いと言っているわけではなく、そのことの問題は感じていない。ただ、どんな人が、どんな理由で審査員に選ばれているのか、ここから何となく予測がつくこと。その一方で、さかのぼって誰が、どんな組織が核になって選んだかは全く分からない所があるのも実感している。





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