●印の4行について、28日に追加コメントあり。 また始めて表紙をアップしました。
●●印部を追記しています(10月2日)
著書のタイトルと目次の紹介。
何はともあれ、「本文内容に関わる」小見出しをご紹介しておきます。
●前段は現状への一般認識。ここでオリンピック・エンブレム問題や国立競技場問題にも触れています。
後段は、「何のためにか」と、より具体的な各分野の問題に言及。そこからの統合を呼んでいます。
視覚のページについては、去る23日の「画像と文章のコントラストについて」で狙いを述べています。
美術、デザイン、建築、環境(景観など)について総括したのは稀なのでは?
CREATIVE 〔ARTS〕 CORE ―クリエイティブ〔アーツ〕コア
隠された領域を拓く―Cultivate The Sphere Concealed
序章 クリエイティブ前線異常あり
自分は何をしようとしているのか
失われた「感性」と歴史の由来
問われる「クリエイティブ」
〔アーツ〕とは何か
拡がらなかった社会美への視点
「クリエイティブ」はいまだ辺境にある
経験を活かして「クリエイティブ」の核に迫る
第1章 出来ることと出来ないこと
1 クリエイティブとその中核とは
悩みで辺境に
イタリアが教えたこと
このままではまた周回遅れに
スーパー・クリエイティブ・コア
「美」や「ノウハウ」の軽視への確認
2 日本人とヨーロッパ人
疑問の残る明治維新からの近代
分解・解体された個人の創意
3 一人でどうにかできること
自分のものでなくなる時間間隔の拡大を知る
AI(人工知能)時代にも消えない職業
分化してしまった職業分野、その再編の必要
大量生産・大量消費に加担しないのは中小企業向き
4 既存の価値観が生む限界
エンブレム問題が教えるデザインの凋落
「アンビルドの女王」も救われる
格差拡大の現場から
視覚章 〔アーツ〕を拓く〈大倉冨美雄の仕事から〉
第Ⅱ章 所々に宿る万(よろず)の神々
1 クリエイティブ〔アーツ〕への試練
言葉の表現からモノの表現への大転換
永遠と一瞬が教えるもの
2 「美」や「感動」の核とは
求める表現としてのエロスの出所
「作品」が商品に、商品は「作品」に。それが生まれる環境に注視
専門分野だけの拡散は終わった
身の周りの環境への配慮が教える客観性
日本的感性を先取りした琳派
「クール・ジャパン」の未来
3 それぞれの分野の問題
「分野凝視」主義の終り
分業のトップを目指すだけの時代は終わった―デザインの「解体」
出直しの職業―建築家像の「分解」
自主決定できる専門家集団へ
まだピカソに取り付かれているのか―美術の「改宗」
4 感性価値の社会化に向けて
日本を社会美の先進国に
英文抄訳 To Enjoy the Images by Themselves
合同出版
●● 週刊誌に宮崎緑さんの経歴詐称という記事があると聞き、何となく気になり、自分の経歴を再確認していたら、なんとカバー記載の後段で「その他、実践女子大、関東学院大、東京芸大などの客員教授…」とあり、唖然。これは「非常勤講師」の誤りです。なんでこう書いてしまったのか、気にも留めずに再確認時にも気が付かなかったのは、悪意はないにしても異常です。編集の大詰めで、言葉の意味でなく、字面(じづら)の正誤を追っていたためか、別作業のカバーの方だけなので気が緩んだのか(補足:本書の方には経歴の前半だけ記載。カバーの方に間違いのあった後半も記載)。
編集者と相談したら正誤票を入れるまでもないだろう(印刷部数が限られ読者も限定されるだろうから?)とのことですが、一つの方法として、このブログ上で公示し、お詫びして訂正いたします。(2016/10/2)
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