ミラノ情報

観光情報にならなくて残念だが、深刻に受け止めねば・・・。


久しぶりに、ミラノの深澤さんから新年の挨拶を兼ねて、深刻なコメントを頂いた。
地中海の出島のような位置にあるイタリアは、塩野七生さんがどう言おうとも、中東やアフリカの難民流入をうまく裁くことなどできないだろう。それでいて、自国民が不景気で流出とは。国が変わってしまうようなイメージにもなる。
あと50年もすれば、中国の資金援助などが功を奏して、アフリカ大陸が異常な経済発展を遂げ、世界の価値観体系はまた大きく変わっているかも知れない。
考えるだけでも個人などには手の付けられない、巨大な社会変化の渦が起りつつあるように実感する。とは言え、深澤さんの言うように、日本が国際社会の中でうまく舵取りをすることが真に求められる時代になったのは確かだろう。
我々がすでに居ない時代のことを、暗く、暗く、予想するのは何とも気味の悪い話だが。




大倉さま


明けましておめでとうございます。


ご無沙汰しております。そちら様お元気のことと存じます。
こちらイタリアは三月の選挙に向け各党選挙運動がすでに去年から始まっております。
イタリアは景気は悪く、何時からの統計か、職の無いこの国を捨て約500万人が国外へ出ているそうです。日本にも彼らは行っていることと思います。
何かイタリア社会を見るにつけ、これほどの不況で国の人々の文化的アイデンティティが揺らいで来てしまったと見えるのです。多文化主義が持ち上げられた時期がありますが、自国文化がしっかりしていなければ意味を成さないと思います。


所謂、右と左の対立激しく、これからどうなりますか。
巷にはアフリカからの移民が物乞いをするために立っています。(移民反対の世論を上げる為、これは右派が組織的にオ−ガナイズしているのだ、との指摘もあります)


私の保守的見方かも知れませんが、日本は人手不足から移民開放がうたわれているようですが、EUを見るにつけ慎重に対処すべき事との思いが強いです。


現在、日本を取り巻く中韓との緊張関係があります。
論調を見ますと、韓国,朝鮮への論調激化が読み取れます。それはそれとして、あまりにも激化して人種差別的に成りますと、行き過ぎで世界の世論からも非難を浴びることになると思います。ですからこの点、注意が必要でしょうね。
かって、日本は中国において陸軍の暴走がありました。言うまでも無く、頭にくると良くは無いですね (日本軍に因る南京事件20万人虐殺を、私は懐疑的見方をしていますが。植民地主義の時代、権益を守るため進駐し、挑発に乗ってしまったのでしょう)。


そんなこんなで2018年が始まったと思います。
それではここで失礼いたします。


深澤正篤





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