B@追い詰められた日本の日々

【論・情報】】(明らかに、建物を建てようとされている方々向きの内容ではありません)


「根回し」なく、発言できるか―
そして、追い詰められた日本: いよいよ危ない、という方に心情加担。



いったいどういうことだろう。
いろいろのことが、錯綜して去来するが、それを思いつくまま口に出せるような状況ではない。内容の分類と、発言手続き順序の検討を合わせてクリアしないと、言いだせない!
弱いのに、頭の整理が必要だ。


本題だが、ブログを書くということは、自分のうちから発するものがあるが、どこへそれをぶつけたらいいか分からない、という理由によることが多いからだ、と今改めて納得した。


というのも、いくつかの団体の名目上のトップをやっているが、それを「理事長通信」みたいな形で、今にも発信したくなる時が少なからずある。が、それが以外と難しく、そのために結局、ブログになるということがあるからだ。
ブログに書こうと思ったことをやめて、この「理事長通信」のようなもので会員全体に発信する方が、より相手が明確になり、特定できることによって活動も意見聴取もしやすくなるはずなのだが。
ところが、次の瞬間、待てよ、という気持ちが出てきてしまう。


あれと、あれには先に相談しておかないと、「理事長のカサを着て勝手にやっているんだから、放っておこう」と、内心思われるに決まっている、という一人合点に襲われるからだ。あるいは、通信を受け取る側(一般会員など)も「(理事長が書いたとなると)、そんなもの読んでいる暇はありませんよ」という心理になりそうなのだ。
つまり人は、不透明にせよ組織上の暗黙の上下が出来てしまうと、すんなりと人の発言を聞きたがらなくなってしまうのではないか。そこから給料が出ていれば、だいぶ違うのかも知れないが。


これまで、理事長職などをこなして来て、どれだけ、この現場に出会ったことだろう。
「理事長が勝手にやっているんだから、放っておこう」というのは、それでもまだいい方だ。最初から対抗勢力として位置づけられ、事あるごとに、要検討や反対、あるいは調査要求などでブレーキがかかり、簡単なことでも前に進まないか、あるいはとんでもなく時間がかかるようになることも少なくなかった。そのうちに、やる気もなくしたり、小さいことなら忘れたりしてしまうのだ。


そういうわけで、「管さん、あなたは総理の器じゃなかった」(田中征治)などと週刊誌に書かれてしまうと、その通りと思う一方、言いたいことも言えない事情も随分あるんだろうな、という気持ちもしてくる。


そういうことで、今、書こうとしたことが、「その前にある」心理を書いてしまったこともあって書けないでいる。
書いておこうとするのは、それぞれが個別の問題なのだが、これらをカテゴリーに、グループに分けて分類できそうだからだ。


         *        *        *


それでも、メモっておこうとしばらく書いたら、畜生! また消えた! どこをいじったのだろう? ここまで書いて一応保存にかけたので、上の文だけは助かった。
もう一度だけ、より簡単なメモにするしかない!(主に本日の朝日、日経各新聞朝刊を使って問題意識に近いテーマを検索)


1:自転車: NPOの課題として。「危険も同乗」と大きな記事(朝)。バギーの問題も。「通勤電車に子連れ専用車両を」(日)も関係する。


2:デザイナー・技術者がどんどん中国に。「日本は会社を辞めた人に冷たい国。能力のあるOBが中国に来てくれることはありがたい」(カー・デザイン会社IAT宣奇武会長:朝)。日本の技術の核がどんどん筒抜けに。「専門職外国人、日本を素通り」(日)。「日本は多くの卵を、中国というカゴに入れてしまった」ジャカルタ・ポスト紙の副編集長(日)


3:非正規労働者派遣労働者。非正規雇用者のほとんどすべては有期契約労働者。この有期契約労働者の扱いをどうするかが問題(鶴 光太郎氏:日)
何のことはない。設計事務所経営の全主要問題がここにある。


4:「持続可能な社会は自然に学ぶ視点から」(積水化学のフォーラム:日)。ここで「エコ・ジレンマ」と「生活価値の不可逆性」を出した石田秀輝氏(東北大大学院教授)は、正当な問題把握をしてる。


5:「建築確認見直し 平行線」。もうこのままでは駄目なのは明らかな改正建築基準法の扱いについて、有識者検討会の結論が、やっていけないとする建築士団体と維持を求める弁護士たちの「両面併記か議論継続とした”先送り”の報告書案が示されたが、なお表現を巡り紛糾。馬淵国交相に提出されずに暗礁に乗り上げ、再改正するかどうかも見えない」。そうだろう。そうだろう。(日)


6:地方が疲弊し、悲鳴をあげているので、国(経済産業省)が「買い物難民」対策に補助金! ただし、交通手段の提供や、宅配サービス、空き店舗利用のスーパー出店といったことに対して。いつもながら、建築家やデザイナーの難民対策サポート・アイデアに対してではない。(日)


7:「古代ローマの繁栄は、知力、戦力、経済力などの個々の部分では、ギリシャカルタゴに劣っていたが、持てる力を総合的、戦略的に活用できたからだと塩野(七生)さんはお考えのようです」(オリンパス社長 菊川 剛氏。ちなみに項目1の「子連れ専用車両」の案も菊川氏。(朝)