スティーブ・ジョブズはデザイナーにとって何だったのか

【論】


改めて問われる、創造的経営者が示すデザイン能力と理解をどうみるか

Stive Jobs: what is the treasure he showed to designers.


発明協会の部門審査委員長の集まりでの話題に、スティーブ・ジョブズのことがあった。
アメリカの発明協会●は1985年●の時点とかで、ジョブズをトップ発明家に選んでいる。一方、ビル・ゲイツは選んでいない。その先見の明に感心した」というような話題から進んでいったが、「デザインにも理解があったようですね」と言われ、「あったどころか、本人自身が『一般にデザインを正しく理解していない』と言うほど、まさに(我々の意図する)デザイナーだったんです」と答えた。
トップレベルの科学者や技術者たちがジョブズをどう見ているかは面白いリトマス試験紙のように思えた。
あの偏屈、尊大な自己主張の持ち主ながら、iPadに至る商品をモノにしたカリスマ性と経営能力は、デザイナーのものとしては大きく、デザイナーだったと言うには持っているものが多過ぎたというところだろうが。


ここでの話は,デザイン能力を一般の人にわかってもらうのに、ジョブズはどういう立場にいてもらうほうがいいのか、ということだ。
(継続後述)