DESIGN WORLD IN THE GLOOM IN JAPAN

憂愁の中にあるデザイン業界 
DESIGN WORLD IN THE GLOOM


デザイン団体JIDAで、プロダクトデザインの「標準テキスト」つまりデザイン教科書を創っていて、その何節かを担当しています。特に「デザインと文化」、「デザインと近未来」のような難しいテーマを担当しているので、つくづく思ったのですが、理想や理念は現実と関係ない、ということです。少なくともこの日本では。


デザインとして何を言うのも可能ですが、現実の政治、経済、産業、文化に具体的に関わりを持たないならば、それは空疎な言辞だ、ということです。
我々がやろうとしていることは、派遣社員の救済でもないし、官僚システムの改革にもならないということです。そのことは、デザイン的解決のずっと以前の、人間の意味ある生存のレベルの問題がまだほとんど解決されていないということなのだと思うのです。


日本ではシステムの変換、つまり「何をどうするには何をどうする」というような約束事がシステムなのですが、その変更が恐ろしく難しく、また改革されてもアンヒューマンな方向に向かってしまい、現実の希望に合わないことが多すぎるのです。こんなレベルで、デザインの感性的価値など論じていてもどれだけ一般に理解されるというのでしょう。


現状の日本では、二極化するしかないと思います。一つはサービス業という事業と割り切ってグリーン・エコと言われる分野の新商品開拓や、品質は落とさないで安くする市場需要の分析と開発というビジネス論理に従って、安定した顧客需要を開拓して従業員を育てて行くこと、もう一つは作家と割り切って、デザインのトレンドメーカーになったり、隠れた技能の持ち主として作品を発表してゆくこと、但し食べて行くのは大変のどちらかです。さらに第三の途があるとすれば、外国へ行くか、外国を相手とすることでしょう。私は作家になるしかないと思っています。


I'M WORKING FOR NEW BOOK OF PRODUCT DESIGN AS A STANDARD TEXTBOOK AT JIDA (JAPAN INDUSTRIAL DESIGNER'S ASSOCIATION), AND TAKING A PART OF "DESIGN AND CULTURE" OR " DESIGN AND THE FUTURE SOCIETY". AND FELT DEEPLY THAT ACTUALITY AND IDEA OR CONCEPT HAS NO CONCERN, AT LEAST IN JAPAN.


HE CAN SAY ANYTHING WHAT HE WANT ABOUT DESIGN, BUT IF IT HAS NOT ACTUAL INFLUENCE ON THE SOCIETY, IT'S A VAIN.
WE, AS A JAPANESE, EVEN ARE NOT RESOLVED THE ACTUAL PROBLEMS LIKE SAVING WORKERS DISPACHED, RENOVATION OF BUREAUCRACY, AND ARE ALREADY ACCUMULATED.
HOW WE CAN PERSUADE ABOUT DESIGN TO THE PEOPLE ON THESE SITUATONS?


IN THIS SITUATION, I PRESUME WE HAVE ONLY TWO EXTREME PHASES FOR ACTION.
ONE IS TO ENGAGE IN THE BUSINESS OF DESIGN AS A NORMAL SERVICE, CULTIVATING CUSTOMERS AND FEEDING ENPLOYEES.
THE OTHER IS TO UNDERSTAND HIMSELF AS A CREATOR ON WHOM DEVELOPING AND PUBLICATING HIS CRATIVITY.