今、黒川紀章さんのこと

【情報】(建物を建てようとされている方々向きの内容ではありません)



何で都知事選などに出ていったのか


今でも不思議である。
でも、何となく実態が解るような建築家仲間との話が出来た。
これを書くには、ちょっと時間が要る。


11月13日追記

しかし、それを待っていたこの数日の間に、「書いて何だ?」という気もしてきた。
それは自分の、そして自分に繋がる根源的な関心ごとであるより、自分と違うことによって、何だろうと引き寄せられる関心ごとに近いからかも知れない。
そうなると、下手をすると体のいいゴシップ記者みたいな心理状態とないまぜになりそうだ。
そうはなりたくないとすると、解った気での協賛説明みたいなことからは降りておくほうが、自分らしさを維持することになるのではないか、とも思えてきたのだ。


黒川氏については、確かに僕には分からないことが多い。
それはこちらが勝手にフィルターを掛けているからということもあろう。
しかし、ご本人は相当「煮え切った」男だったようだ。つまり自分がよく判っていたということだ。
ならば都知事選出馬は、十分自分を判っていてやったことだった、と言えよう。
そこに改めて注視すれば黒川氏の本当の姿が見えてくる、と言えるのだろう。
自分にとっての根源的な関心からみれば、この「煮え切った」という一点だけで、何とか繋がったような気もしている。


どこかに書いたが、僕も政治には関心がある。 というより、現在の時空間的な問題が単に「いい仕事」をすれば済むような状態ではない、政治的な解決(法を変えるような)を抜きにしては語れなくなってしまったと自認しているからこそだ。 自分の関心を単純な政治趣味だとは思いたくない。 そしてそのことは根源的な関心ではなく、方法論的な関心である。
そういう理解に達すれば、黒川氏の「煮え切り方」を確信出来、彼に近づいたことになるのだろう。