改めて見た原節子

【日記】


原節子に改めて想い入れ


亡くなって、だいぶたったようだが、週刊誌で原節子の写真をめくってみた。
現役時代の映画は、僕の若い頃でもほとんど見たことがない。古いタイプの女だと思っていたからだろうか。
今、見ると、妙に懐かしい。実は僕の好きだった彼女への勝手なイメージづくりに、原節子は関わっていたのではないかと思えるような表情だ。
改めて写真を見ると、凄い美女だ。戦後の時代にあれだけの美女がいたことも凄いが、日本型であって、洋風の風情を併せ持った、「新しい和の美」のイメージへの出発点になったのだと思う。
人生後半の45年間だか、一切、表に出なかったことも、深く思いやられる。