出版狂想曲

主題となる言葉が決まらなくて…



要するに、どういう言葉が適格なのだろうか。


バカの壁」が大ヒットしたが、「あれはプラトンの考えをわかりやすく説明しただけだ」と編集者が。
そこで、著者の本意がどうあれ「壁」という言葉のもつわかりやすい魅力が、僕の行き詰った考えの前で頭をもたげてきた。
「壁を超える」、「壁を壊す」、「壁に風穴を空ける」…


で、「壁」とは何のことだ?
現代社会、具体的には日本社会に潜む鬱屈感をもたらすもののことだが、それを「自分の目の届く範囲で」整理して、ではどうすればいいかについて、まとめているのが、今、編集作業中の自著である。
注意していることは、すでにどこかで、しかも何度か言っているかもしれないが、同業者間だけで分かり合っていることはもういい。もっと経済人や他分野の知的インテリ、ジャーナリストなどにわかるように伝えたい、ということだ。


編集者が「8月中には出しましょうよ」と言ったのが一昨日。
現在、編集チェックと画像整理に追われている。そのためにこのブログになかなか手が回らないのが申し訳なく、かつ残念。
それに編集チェックしていると判ってきたが、自分の書く文章が、実に論理不明解ということだ。感覚的に書くしかないと断ってはいるが、読む方はそれではついていけないだろうということが判ってきた。
その辺を何とか抑えて、進んでいるつもりだ。
小さい本だが、ぜひ期待して欲しい。