AR6  本当に建築主のためになる仕事をする人たちの討論会

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「スモール建築家の救済」


建築家の本懐か、今夜の話は最高だった。
最初、流れの都合上、ご自分の仕事をみせて貰ったとき、なるほどいい仕事をしていらっしゃると感心した。ということは、その仕事を紹介するなら、今度の討論会にお呼びするのはちょっと失礼かもしれない、という気がして不安がよぎったことに繋がってゆく。

去る5月20日のブログでご案内している、7月3日の討論会のことだけれど、ちょっと進めたい筋がちがっているからだ。


今夜、お会いして下打ち合わせをしたのは、古市徹雄さんだった。彼をパネリストとして呼んでいるのだが実際のところ今日まで面識は無かった。
話してみると、僕の知っている人脈ともかなりの接点がある。これまで縁ガ無かったのが不思議なくらい。
早稲田の出身、東大丹下研究室に長くいて、現在、千葉工大教授。中近東やアフリカ(ナイジェリア)でも仕事をしていて外国歴が長い。
風や光、水などの自然、地元の素材活用など、つまりエコ問題の建築的活用への造詣が深く、実際にその思想から現代の条件に分解し再構成し、設計を進めている。


それだけでは、彼の言う「ユニバーサル・バナキュラー」で、それはそれで大変興味深いのだが、今回のテーマはいわば「スモール建築家の救済」である。ところが、おいしいワインを頂いているうちに、話題はまさしく僕の思うほうになってきたのだ。


この話題をここで語るのは、大変しんどいことであり、関心のある方は、ぜひ当夜、ご参加頂きたい。多分、大変面白い討論会になるはずだ。