2018-01-01から1年間の記事一覧

根底では同じことを言っている

やっと、しばしのゆとりが出来て、考えると…、 今年のゴールデン・ウィークも、観光地はどこにも行かなかった。本当に、人や車につかれてしまうのだ。 今年は特に、前述したように(4月23日の自宅売却の想いをつづった件「消滅か更生か」)、疲れがどっと溜…

頑張っている隈さん

くまのもの展見学 コンクリートとガラスが造った都市の硬さを嫌って、あらゆる素材によるファサードと構造の可能性を追ってみた、というブレゼだろう。「負ける建築」を標榜してきた彼らしい表現だと思い、好感を抱く。 でもちよっと、デザインスクールの発…

消滅か更生か

4/28〜30: 補記・追記・修正あり 「なぎ」の木のある家との別れ 一体、どう納得したのか。 我ながら不思議な気持ちだ。 十分、覚悟したはずなのに。 親から引き継いだ家と土地を売却することになり、明日、決済日だというのに、心が揺れている。 売却を決め…

遺言

異端の解剖学者だったことが納得できる ここで言う「遺言」は、養老孟司の近著のことである。 人間や動物を解剖するところから考えを組み立ててきた系譜が徐々に理解できる気がしてきた。 分野が違うので、含めて言う言葉の範囲に幾分ずれが感じられるが、そ…

驚きの連続—−行政対応の妙な速さ

未接続の環状4号線計画動き出す ●4/18 追記 今日、「(港区)白金台2、3丁目まちづくり協議会」が発足。東京建築士会の澤田初穂さんからの招待連絡で急遽出席した。彼は理事に選任された。 ポイントは環状4号線建設計画がどんどん動き始めており、それへ…

こんなもの見ちゃうとね

引き続き実家の処理 あー、困った! 今、親の実家の売却をしていると書いたが(*)、まさしくその火中にある。(*3月25日付:「現代特有の憂愁か」。1月25日付:「人生のある節目に立ち会った」もご参照を) 片付けても片付けても家財の整理が終わらない。…

現代特有の憂愁か

デザインの解体に想う ●4/13 追記 ●●4/19 追記 ●●●4/22 追記 巨大な価値転換の時代に入った―—それなのに、人は習慣か、既成の体制の中でしか判断していない 共通の価値認識の喪失と自己認知への異常な要求 何やら小難しい言い出しで恥ずかしいが、最近思って…

バックドア

「バックドア」とは、車載用半導体チップによるソースコードのことらしい(別呼称「スリーパー」)。これで車を外部からコントロールすることが出来るようになるらしい。 ちょっと考えても怖ろしい。 例えばこれで外部から車を動かなくしたり、走行操作がで…

時間感覚と人生の意味

ふうッ、と思うことがある。 時間は、どんどん経つ。コツ、コツ、コツと・・・。 それは誰でも知っている。 これこそ人間には絶対に変えられない客観的な事実だ。 その中で、人間はもがく。 限りある生を最大活用しようとして。 でも、何をしたら最大活用な…

アートの現在と限界

●印 3/5 補記 この冬を通してずっと異常な寒さを感じる日々だったが、今日は打って変わって、汗ばむ暑さ。 気にしていたDOMANI展を見た。 ドマーニとはイタリア語で明日の意味。この展覧会レベルで明日か、とも思うけれど。 今日が最終日。3時過ぎに駆け込…

明らかに時代は変わる

(())見て良かった! レアンドロ エルリッヒ展と会田誠展の両方である。 最初に会田展を見たのも正解。この2人は言わば対極的だ。 刹那的と構築的とでも言おうか。 また、混濁妄執的な会田と快活明晰なレアンドロという見方も出来る。 会田はほとんど ぶっつ…

AIトークまとめに時間を取られ

ちょっと時間が経った このところ、去年の11月30日に行なったセミナーの記録起しを受け持ってしまい、結果的に膨大な時間を取られてしまったために、このブログ記事への時間が無くなってしまった。 去年もやったので、簡単だと思ったのだが、今年はそう…

人生のある節目に立会った

ほっと一段落 午後3時半。やっと昼飯にありついて、近所のファミレスに。 こんな時間だからだろうか。隣で、2、3才の子をバギーで寝かせ、自分はコーヒーで本を読んでいる若い母親が。 亡くなった妹の若い頃に似ている。 子供が目覚め泣き出したら立ち上が…

毛利悠子の「グレイスカイズ」展

楽しみにしていた。 モダン・アートに感心することが少ないのに、これは面白そう、と。 「カジュアルさと繊細な詩が同居するような偶発性、即興性に満ちた空間に、不思議な心地よさと開放感を味わう」と聞けば、関心を持たないわけには行かない。 考え方に共…

今の気持ちはこれだ

「馬鹿にするな」という気持ちは動かしようが無い。 今の気持ちは本来、このブログで書くべきことではないのかもしれない。 というと、やっぱり流れの判るように話しかけた言論の書にまとめるしかないのかも。 しかし今、出先で 何か言おうとしたら、ここに…

ミラノ情報

観光情報にならなくて残念だが、深刻に受け止めねば・・・。 久しぶりに、ミラノの深澤さんから新年の挨拶を兼ねて、深刻なコメントを頂いた。 地中海の出島のような位置にあるイタリアは、塩野七生さんがどう言おうとも、中東やアフリカの難民流入をうまく…

本を読まないなら

どのように伝えたい心情を表現するか。それが問題だ。 心を寄せている人が、贈っているのに「(大倉さんの)本は読んでいません。抽象的で難しいので」と言われると、改めて考え込んでしまう。 そんなこと言うのは、ある打ち解けた食事会の席で、しかも女性な…

モノ・イメージ・論理

新年から難しい言葉が並ぶ。 ●追記あり。 01/05 24:00 これからの世で、人の間で語られていく「素材」が何か、と問われた時に、自分ならこの3つを挙げる。 モノ・イメージ・論理。 「素材」と言ったのは、経済価値にしろ、文化的価値にしろ、それを使って何…

溶けゆく境界と「よそ者」

新年の抱負 ●18:00 追記 今年は自分に何か起こる。そう期待している。 特段、今何か準備しているという訳ではないが、大げさな言い方だが、一つの体勢と言うべきか、社会の大きな変化も読み込めたような気がしていて、行動の指針が立て易くなったように思う…