2016-01-01から1年間の記事一覧

論理思考と感性思考

いま、文字原稿を準備していて、一方で画像の準備をしている。 これがとても難しい、というか手間が掛かることが、ますます判ってきた。 右脳と左脳の役割分担とは言うが、案外、これを言っている人は左脳中心で展開しているのではないだろうか。画像の選択…

「樹をめぐる物語ーフランスの風景ー」展

関わるJIA(日本建築家協会)港地域会のセミナーが6月4日(土)2時からあります。そのためのチラシ用各人テーマ解説原稿を担当者に送ったメールの転載です。 今回のテーマは「都市の看板・広告をどうする」。 『 皆様へ 過日、西新宿の損保ジャパンビルへ…

エンブレム決定余話(その2)

ついでなので、もう一つ、文字通りの「余話」を。 どうでもいいようなことだけど、この応募競技の審査員団のうち最少で3人は既知の人脈だった。その意味でも身近に感じられるようになった。 最少と言うのは、テレビでちらと紹介された審査会風景から見えた…

エンブレム決定余話

仲間が 「うれしいビッグ・ニュースだ!」 と。 決定されたデザインの作者は、最近亡くなられた知人の息子さんだった! 野老(ところ)朝雄さん。 車を運転中のラジオ中継で、決定とその後の表彰式の中継をやっていて、アナウンサーが「ところさん」と言った…

エンブレム問題の帰結

オリンピック・エンブレムの最終候補4案が公開されて 恩賜賞財団発明協会の専門家審査委員会で、電気分野専門の名誉教授が僕に語り掛けてきた。 「どうですか、大倉先生。今度のエンブレム案が発表されましたが。私は何か、あまりいいような気がしないんで…

ザハの急逝によせて

止めさせられた計画案の残滓 ●翌日に、本ブログでの過去記事についてのデータを最後に追記しました。 「新国立競技場旧計画案(設計者) ザハ・ハディッドさん急逝」 どういう訳か、メディアの記事を読むと何か言いたくなってしまう。 今朝の朝日新聞にザハ…

ボッティチェッリ展に駆け込む

【日記】 ● 後日12日、「創作想像に金銭は関係ない」などに再付記説明あり。 【後日付記】「ボッティチェッリ」は一般的に「ボッティチェリ」と書かれている。スペルはSandro Botticelliなので、イタリア語の発音感覚では「ボッティ・チェッリ」と言うはず…

新著へ

【日記】 本業であるべき画像で悩みはじめ ●20日追記あり 先にちらと書いたが、ただ今、出版原稿執筆中。テーマは未定のまま。編集者との協議が必要。 ここに記載、内示するのも、ぜひみなさんに読んで頂きたいからだ。 最初は、原稿はこのブログのセレク…

吉坂隆正と事務所について改めて知る

吉坂隆正+U研究室展を見た。タイトルは「みんなでつくる方法」 ●13日に追記あり。 ●● 14日にも。 ここに日本の建築家の主要な問題を込めた展示がなされている。 吉坂隆正の名前は多分、中学時代から知っていたような気がする。 それほど有名だったし、何…

やはり日本人

【日記】言葉の素人(しろうと)には説明するのが難しい感情 ただ今、原稿執筆中。 どんなことになるか。 一つ、二つ判ったことは、やはり自分も「今の日本人」だということ。 今夜、偶然、かって楽しんだ「それでも恋するバルセロナ」を途中から見て、妙に…

何に救われたい自分なのか

【日記】 媚びを売る 恐らく100年位経って現在を振り返ると、日々を焦りまくって生きていた人々の人間像が浮かび上がってくるのではないだろうか。 人間の悲しさか、一人では生きれないから、どこかで誰かと結びついていることを願い、キョロキョロして人の…

土着の生命への哀愁

リナ・ボ・バルディへの郷愁が示す「恐ろしさ」 タイトルを忘れたが昔、学生時代にみたインド映画は忘れられない。 ほとんど裸の生活の廻りに何もない。藁屋根の先に降り注ぐ雨が止まない。そんな残像しかないが。 その後、カジュラホーの寺院に見た自由な性…

しゃべりの気軽さと考えるる言葉の軽視

【日記】 人々は言葉を使わなくなったのではなく、カネを払い、時間を使う印刷物としての言葉、つまり読んで自分の脳裏で考え、判断する言葉を見なくなったのだ。 この辺の判断を深める必要がある。 言葉はますます多様化している。 ネットでのかなり無責任…

自戒を込めて

【日記】自分の言いたい独自の考えがあるのなら、その考えに沿った論理主張系の発言か、その日の日記のような出たとこ勝負の散文系か、よく仕分けした上で書くように努めよう。 気が付いたら、ここしばらく本ブログ記事の空白が。 というのも、自分の考えを…

言葉の世界の整理

【日記】 このところ、文章ばかり増えている。 去年の「ターニング・ポイントに差しかかった…」の発言記録の書き起こし修正・編集や、今度、考えている出版原稿のためだ。そのため、このブログに書いている時間が無くなっている。 実はこのブログに書いたこ…

必見「黄金のアデーレ」

「黄金のアデーレ」、この映画はお勧め。必見と言えそう。 渋谷シネパレスで。 後述します。 記述は10日以上遅れの20日です。 ナチスが強奪したクリムトの「アデーレ・ブロッホ=バウワーの肖像Ⅰ」を、戦後何十年か経って取り返した家族の実話だが、スト…

今年は面白くしたい

【日記】 謹賀新年今年は、予感としては面白い年になりそう。 何をすべきかがはっきり見えてきたこともある。 大きな社会変革期に来ているが、それがはっきり見えていないことも十分、承知。 去年の討論会のテープ起しからの編集が最終段階。登壇者の最後の…