2009-01-01から1年間の記事一覧

S4

S4 宮間が別れた前妻との間では、事あるごとに考え方や感じ方の食い違いが目立っていた。 きのう、風呂に入る時に、宮間はふと思い出した。 かって、浴室出口の床マットが湿っていたり濡れていると、デッキ板貼りの床の継ぎ目から水がしみこみ早く腐るので…

S3

S3 何も話すことが無い。 これが宮間が付き合っている由香利との関係を端的にあらわす言葉だ。 6年前に、子供が出来なかったこともあるが、どうしても相性がわるくて妻と分かれた。今は事実上は独身だ。 出て行った妻の後を襲うように由香利との同姓生活…

S2(二回目のストーリー)

S2 ミラノの冬はつらい。12月から3月まで、ほとんど太陽を見ることも無い日が続く。 日本の空っ風と共にある日差しの明るさはまるっきり無い。どこが「太陽の国、イタリア」だ? ところがそれを感じるのは日本人だからで、そこにはそこの暖かさもあるの…

新趣向の開始 Begining of new trial.

本日から、基本的にこのブログを使って、あるストーリーを展開します。 少なくとも今年度は続けてみるつもりです。 脈絡があるかどうか、始めてみないとわからない状態です。 ストーリーは、必ずしも繋がっているというわけにはいかないかも知れません。 関…

判りやすく説明したい日本の姿 How to explain easily my idea to ch

非常にクリアーになってきた、この国の構造と国民の姿It became considerably clear the sturucture and figure of the Japanese. I must work to save this decading country. まず、この2週間ほど、本業以外で非常に緊張した日々を送ったため、ブログどこ…

伊東豊雄さんのこと Architect Toyo Ito

かたくなな心を支える、人にやさしい空間計画の魅力 Fascination on planning of human space must be supporting his stubborn mind. 今晩の伊東豊雄さんのテレビ番組(NHK第1、22:00「ザ・プロフェッショナル」)、面白く拝見した。 何年も前に、最初は…

見せる建築雑誌 Architectural magazine which is fun. 

BRUTUS CASA のこと Is it true; seeing and thinking are not the same thing? このブログをお読みになっている方はどう思われるだろうか。 近隣業界の雑誌編集で感心するのが、実はBRUTUS CASAだということについて。 この雑誌の編集は、徹底して視覚と、…

めぐってきた花見の季節 Now the season of cherry blosssoms

花見がてら、引き続きデザイン界の改変談義 【最期に、翌日追記のご案内があります】 Talking about the renewal of design society by looking at cherry flowers. 【最期に、翌日追記のご案内があります】 一年前の今頃、東京デザインセンターの花見会のこ…

自分の仕事が少しは明確に Something is becaming more clear in my

新しい職業の形成に向けて ―JIAデザイン部会(社団法人日本建築家協会・関東甲信越支部)での講演を終わって― Main stream of my work is not on the forming of architectural and design style but the presentation of the new occupational way. 大不…

「ダウト」を観て考え込む 「DOUBT」 BY MERYL STREEP

不寛容についての雑談(後日記あり)INTOLERANCE, WHAT IS THIS? 専門の話からは脱線。 どうしても許せない。そういうかたくなな態度の持ち主はいるものだ。 しかし、それは日本人のいう許しがたいものとはちょっと違う、ヨーロッパの精神にある、許さない心…

イタリアから日本を語る My lecture about present situation of d

厚かましくも講演会の案内を I'll talk the problem of the difficult situation of Japanese design by comparing the difference between Japan and Italy. Date and time: 31 March (Tuesday) 19:00 to 21:00 Place: Japan Insutitute of Architect(JIA) …

原美術館での午後のひととき At the Hara Art Museum by afterno

日本も文化国家? 語らずにたたずむ昭和初期 Is Japan the country of cultural authority too? The museum stand itself as a memory of early Shouwa period without talking anything. My impression about The Hara Museum at Sinagawa,Tokyo. 日曜日の…

中国人とのつきあいかた How to work with Chinese.

近くても遠い国か、より打ち解け会える国民性か 本日、中国政府は今年度の経済成長率を8%に堅持するという全人代発表をした。 いつの間にか、8%なら経済破綻しない成長率だと、世界の景気動向を中国基準に考える傾向が出てきている。 ユーロは一段と危機…

ある映画が教える人生の意味 The real meaning of life taught by a

生と死の実感のない人生 Life without an actual feeling of living and death. Seeing the movie "The curious case of Benjamin Button. 死がこんなに確実であるのに、死のことを準備出来ない。というより、死のことを忘れていたい。 身の周りでは、思わぬ…

マルチ・デザインの得失

マルチ・デザインの得失 マルチ・デザインとは自分でつけた名前だが、グラフィックから都市デザインまで、個人の才能の内にあれば職業になる、という考えから起こった自製の職業分野である。 これがまともに意識されたのはもちろんイタリア時代だが、帰国後…

MAMMA MIA!

マンマ・ミーア! 張り切りすぎて痛々しいので見ないほうがいい、と言っていたのを誰かから聞いた。 ミュージカル映画「マンマ・ミーア」のメリル・ストリープのことだ。 そんなことはなかった。 相変わらず何でもこなしてしまう女優だな、と感心した。確かに…

DESIGN WORLD IN THE GLOOM IN JAPAN

憂愁の中にあるデザイン業界 DESIGN WORLD IN THE GLOOM デザイン団体JIDAで、プロダクトデザインの「標準テキスト」つまりデザイン教科書を創っていて、その何節かを担当しています。特に「デザインと文化」、「デザインと近未来」のような難しいテーマ…

近況報告でブログ再開

ご無沙汰してしまいました。 実にいろいろのことが起こっています。 もちろん、この大不況の影響のこともあります。 このブログを書くことも一種の習慣となっていましたが、ちょっと休むと、書く意味が見失われてしまいそうな状態です。 まず、広報的な予告…

突然に新年のご挨拶

新年おめでとうございます。 このブログでは突然のご挨拶ですが、私がもっぱら使うはずのコンピュータからの発信ではありません。 修理依頼の機械は戻って来ているのですがソフトが入っていず、7日頃にインストールや、ラン環境を見てくれる人が来ないと、…