2017-01-01から1年間の記事一覧

近々セミナーの再案内

やっと貼り付けを体感できたか。 何度教えてもらっても画像の貼り付けが「簡単に出来ない」ので、いつも失敗している所作を、繰り返し学習で少しは体感したようにも思う。 その成果がこちら。 5月26日の当ブログ記事(「今度は面白いセミナーを」)を見て…

「100万回だってよみがえる」

この前の17日に紹介した友人川村君から、また次のようなメールが。 「大倉さん 前回の文章、褒めてもらえたので調子にのって、もう一つ読んでほしいと添付させてください。 友人だった佐野洋子さんのお別れ会が5年前にあり、彼女の息子さんから追悼文を読…

「秘境」を越えて生きる

あくまで自分を信じて生きる友人イラストレイティブ・デザイナーが語る。 大学時代のクラスメイトはどんどん居なくなっている。 と言うのは、死んでいるのかもしれないし、情報が得られなくなっているだけかもしれない。 去年の11月17日の当ブログで、「…

何のために書くのか

今の人はネットでチャチャッと。 で、本など読まない。 昨日のさる懇親会で会った森山明子さんとの話で出てきたこと。 会っても、会わなくても、感覚的な発言で感情の共有を図り、それで満足する。 森山さんは言わずと知れたデザイン・ジャーナリストだ。 書…

「個性を生かす」展開の難しさ

誰に来てもらうか。 今年度の企画事業(対談やセミナー)の登壇者選択で悩んでいる。 デザイナーや建築家だけで話しているのは、もうどうも狭い。 かと言って、一歩、近隣世界を離れると、とたんに誰と話せばいいのか判らなくなってしまう。 今日の日経新聞…

ミラノ通信2017春

ミラノ在住の知人、深澤正篤さんから最近の情報を頂いた。 サローネ(国際的な家具展)参加などで、ミラノ近辺に行く人はどんどん増えているが、生活情報として伝えられるのはやはり在住者であろう。 少し修正させて頂いて、掲載します。 大倉冨美雄 様大変大…

今度のセミナーは面白く!

まさか。自著の課題がテーマに!●印以下に後日追記あり(5月29日) 次回は、風の吹き回しか、私の著書(「クリエイティブ〔アーツ〕コア」)のテーマでセミナーをやりたいとの地域会の皆様の希望で、次のタイトル・メッセージということになりました。 「…

雪村/ブリューゲル/シャセリオ―/ナビ派

一挙に並べてみる。どういう関係かというと、今、上野で開催中の展覧会に、丸の内を一つ加えたものだ(笑)。 丸の内は三菱一号館美術館での「ナビ派」展。これだけは家内同伴で別日だったが、他は一日がかりで3か所を「踏破」。疲れたが、毎回、毎回上野ま…

「未来派学芸員」を認知せよ!

「我慢できない・・・・なこと」・・・・に何を入れるか。 具体的な事例は、最近の大臣発言に見えた「一番のがんは学芸員」の余波である。 山本幸三地方創成相の発言撤回に続き、4月18日の松野博一文部科学相の、「学芸員は博物館運営を支える専門的職員…

こういう建築家はもう出てこない?

内在性から住宅を考える人材時代の終焉かー渡辺武信さんのこと ●印句:補足追記(05/09) こんなことを書ける立場にあるのか、という気もするが… 渡辺武信さんの語ることを聞く会があった。 彼のことは知っていて初対面ではないにしても、これまで直接に話を…

カタリ〜、カタリ〜

〜〜〜〜想い出しで歌ってみようか。 それからでないと、感覚的な実感が伴わない。ただしこの歌詞は原歌の翻訳(いわば直訳)であり、音符やイタリア語感に合わせているのではない。文字は目で追って、ハミングで行こう。 ●印:「補記2」あり 04/24 追記: …

ミュシャ―扱いに困る画家

二つの大戦に挟まれた憂愁の画境を想う●間 追記:4月17日 ●2間 追記:4月19日 アルホンス・ミュシャ展を国立新美術館でやっている。何と草間彌生と並んで同じ美術館で。 よく同時開催となったものだ。あまりにも違う世界。 ●言って見れば、草間は自己破壊…

マニアックから脱出する方法は?

慣れっこになっていて、セミナーの紹介をし忘れたが… 何がもったいないか、って、こんなセミナーを聞き逃すのは実にもったいない。 最近はネット情報で満足。わざわざ聞き飽きたような古いパターンのセミナーなんて聞きに行く人がどんどん減っているようだが…

クラウド時代の思考術(続き)

追記あり:4/5 番号表記の3、6項目辺りから7、8、12へかけて追記。 4/12 ミュシャについて最後に補記。 また書くか…。 家内などはしつこく言う。 「あなたは言葉の人じゃないでしょ?視覚表現の方がはるかに才能があるのに」 それは判っている。 …

クラウド時代の思考術

(((())))テレビ放映や新聞記事の価値の再評価を試みる ●印間追加:3月30日19:00 ●2印間追加:4月2日12:00 人間は日々の空しさから逃げるために、あれやこれやと試行し、あるいは思考している。またカネのために追われ、疑い、戦略を立てる。さまざまな…

火星探検とプラスチックごみ

テレビ映像が教える、我々には手が届かないような問題 息子などを見ていると、もう若者はほとんどテレビを見ていないようだ。 ところが自分は、仕事はあっても気になるテレビはどうしても見てしまう。朝飯の時に新聞を通覧する癖が抜けず、ついでにどうして…

デザイン界への思い

老練のデザイン経験者達が、今の時代を語る ここに載せるのにはちょっと長く、読むにも息苦しい所があるかもしれない。 それでも主要メンバー(理事)が集って、自分の言いたいことを勝手にしゃべる機会はそれほどないことを考えると、貴重な報告かもしれな…

両面に渡る問題意識

建材と法規 どうもこの話は難しい。 この話とは、自分のやっていることで言えば、今度の本にタイトルとした「クリエイティブ〔アーツ〕コア」の実態内容に関わることだ。 判りやすい例から近況を交えて言おう。 今度は建築系の話でする。 例えば「住まい」を…

日本でも、一人でも起業出来る?

本当に可能なのか こんなに小さくシンプルで畳めてしゃれたバイクなら欲しいね! 新聞の、モザイク化された街頭の写る大きな画面に、ちょっと欲しくなるユニークなバイクが写っていて、その後ろに少女(?)が透明キーボードを抱えて立っている。 しかもバイ…

引きずるものがない投資環境

中国最新起業の姿――個人企業の勃興とそれへの支援 人間は蓄積された経験の重みに邪魔されて、新しいことをやるのにそれがブレ―キになる、ということをつくづく感じさせられた。 今の日本人はまさにその経験の重みで、新しい産業構造に気軽に取り組むことが出…

CG化の躊躇

宮崎駿の近況を伝えるテレビ番組があった。(「宮崎駿は終わらない」NHKBS1:2017/1/29) 「うーん、どうしても紙を探しちゃう」 「スターウォーズなんかと全然違うことをやっているからねえ」 「(スターウォーズがやりたいような)毛虫はいやだよ」 …

クラーナハを見る眼(その2)

「肉欲の誘惑と道徳の戒め」 27日補足:【 】部分 30日補足:本記事の最後に、ヨーゼフ・ボイスについて追記 (この記事は、去る1月15日の当ブログ予告に基づくものです。) この時代のドイツ絵画には、どうも関心を持てなかったのが長い間の実感だった。 …

造りたい家は

同日後追記あり ●以降 19日補記【 】部分。21日にも。 久しぶりにフェイス・ブックをまさぐっていたら、design boom というコラムが出てきて、いろいろな建築の紹介の中にアルゼンチンのNWS Architectsというグループの設計した平屋の別荘住宅が出て…

クラーナハを見る眼(その1)

深層にある美術 気にはしていたが、ずっと本業には関係ないと思っていた。 でも何か、これほどのまとまった展覧はもう無いと思うと気になって仕方がない。 せこい気持ちも手伝って、伸ばし伸ばしにしていたその展覧会に、これも恒例のように終了真近かの昨日…

カルロス・ゴーン氏との出会い

グローバルに向かう言語 今月から日経新聞の「私の履歴書」欄で、日産自動車社長のカルロス・ゴーン氏の履歴紹介が始まっているが、生まれも育ちも、何度も地球を半周するようなダイナミックな移住で改めて驚かされる。 生まれはレバノン(後から要確認)で…

どこに行くのか

謹賀新年 今年の大きな課題は、ちょっと大げさに言えば、自分と社会の位置関係かもしれない。 自分が何者で、何をしようとしているのかが、もう一つはっきりしない。 自己の人生におけるテーマがまだまだ不明確ということかもしれない。 一方、社会と言えば…